星の宿り

短歌のお勉強をしにちょっと新宿まで……という私に
枡野さんのお話が聞けるならついて行きたい と
せがんだ娘を無情にも置き去りにして出掛けた


短歌ライブ「戦後と短歌」---辰巳泰子詩集『セイレーン』出版記念企画
第1部「戦後と短歌」    篠弘 氏×岩田正
第2部「これからの短歌」  奥村晃作 氏×枡野浩一
第3部『セイレーン』朗読  辰巳泰子


でした。


全部を理解するにはまだまだ難しいかもしれないけれど
短歌を"楽しい"と感じている10歳になったばかりの娘にも
何かしら得るものがあったのではないかと思いながら拝聴した3時間。
短歌に関するイベントに参加させて頂くのが初めてな私にしても
こんなにも楽しい"授業"があったらもっと勉強熱心な学生だったかもしれないと
学生の本分ではないことに楽しさを見出し過ごした大学時代を少し悔やむ。
己の体たらくを棚に上げながら……。


このイベントの感想を言葉にするには未熟だと自覚しつつ
今は 感じることの深い意味を認識しきちんと消化してゆきたい。


セイレーン―歌集より
辰巳泰子氏ご本人による朗読に短編映画を観ているような錯覚におちる。
図らずもBGMになった御神輿の声がフェードアウトしたとき
人生と短歌は同義語なのかもしれないとすら思っていた。


すべての出会いに心から感謝して
ありがとう の1日です。