ありがとう短歌
学期末 まだカタコトのラブレターわたすみたいに「ありがとう」です(根岸絹)
これは学期末で 夏休みになっただけ
きっとまた いつかどこかで二学期がはじまるんだ
でも ながい休みの間会えないことが切なすぎるから
下駄箱の前でまちぶせて
まだ未完成の恋文をわたします
和菓子だいすき!
お別れ短歌3
いつかまたどこかで会おう 気まぐれな女の心変わりみたいに(根岸絹)
お別れ短歌2
おしまいは窓のガラスにはりつけて透かしてみたらプリズムになる(根岸絹)
さよならをガラスの窓にはりつけて透かしてみたらプリズムになる
お別れ短歌
螺旋から1、2の3でジャンプして遠心力にまかせるつもり(根岸絹)
螺旋から1、2の3でジャンプして飛び出してゆく練習開始
カフェ短歌3
かき氷始めましたの貼り紙はゆっくり秋をはじめる合図(根岸絹)
カフェ短歌2
永遠を疑ってなどいなかった あの頃の夢 あの喫茶室(根岸絹)