ありがとう短歌

学期末 まだカタコトのラブレターわたすみたいに「ありがとう」です(根岸絹) これは学期末で 夏休みになっただけ きっとまた いつかどこかで二学期がはじまるんだ でも ながい休みの間会えないことが切なすぎるから 下駄箱の前でまちぶせて まだ未完成の恋…

さようなら

大切なものを奪って去ってったハリケーンにはタカシとつける

お別れ短歌3

いつかまたどこかで会おう 気まぐれな女の心変わりみたいに(根岸絹)

お別れ短歌2

おしまいは窓のガラスにはりつけて透かしてみたらプリズムになる(根岸絹) さよならをガラスの窓にはりつけて透かしてみたらプリズムになる

お別れ短歌

螺旋から1、2の3でジャンプして遠心力にまかせるつもり(根岸絹) 螺旋から1、2の3でジャンプして飛び出してゆく練習開始

カフェ短歌3

かき氷始めましたの貼り紙はゆっくり秋をはじめる合図(根岸絹)

カフェ短歌2

永遠を疑ってなどいなかった あの頃の夢 あの喫茶室(根岸絹)

カフェ短歌

日替わりのセットメニューがまぎらわす心細さと雨と鼓動と(根岸絹)

恋の置き場所

失恋論短歌で 『失恋論』の著者でいらっしゃる切通理作氏よりコメントをいただく。 http://blog.goo.ne.jp/kirira/d/20060503 花びらが散ってしまった隅っこでほっとしている 嘘じゃないのに(根岸絹) http://d.hatena.ne.jp/moon-sherbet/20060422 ほっと…

失恋論4

まだうまく歩けないのはずっとまえ陸へあがった記憶のせいだ(根岸絹)

失恋論3

今日だけはイイ女だと思わなきゃやってられない だから泣かない(根岸絹)

失恋論(未)

花びらが散ってしまった隅っこでほっとしている 嘘じゃないのに 吹き溜まる排水溝の花びらを春の嵐に飛ばしてみてる 忘れないなんて簡単だけどもう決めてしまった忘れてしまえ

曲線のかさなるとこが少しだけあればよかった それだけだった

失恋論2

ユーミンもモグラたたきも洗濯も完結までにすこし足りない(根岸絹)

失恋論

風に散る桜がとても好きでした 君がいなくて嘘もつけない(根岸絹)

おわび短歌

もうひとり私がいたらそのひとは許すだろうか責めるだろうか(根岸絹)

ごめんね

「ごめんね」で全部リセットできるならいいのに 今も消せない記憶(根岸絹)

バレンタイン4

ずっと前 賞味期限は切れたけど赤いリボンを結びなおした(根岸絹)

バレンタイン3

あなたへのとぎれとぎれの感情がつながらなくて甘くならない(根岸絹)

バレンタイン(未)

チョコよりも赤いheartを欲しがって ホットワインが冷えないうちに

バレンタイン2

メスネコの夜中に騒ぐ鳴き声がホシイホシイと聞こえているよ(根岸絹)

バレンタイン

溶けだしたスキとキライを流しこみ 渦を巻いてるマーブルにした(根岸絹)

ホリエモン2

しあわせはお金で買えるはずなのに 売ってないから宇宙へむかう(根岸絹)

ホリエモン

風説の流布ってなんだか飛べそうで 助走つけたら風が変わった(根岸絹)

松尾スズキ氏2

きのうから松尾スズキと「笑いながら怒る人」の区別がつかない(根岸絹) 松尾スズキ氏のことばかり考えていたら 薄くて髭の人がみんな松尾氏に見えてきた。 もしかしたら 好きになっちゃったのだろうか。 もともと 薄い・髭 には萌えるほうだけれど……。

携帯のメールの距離に慣れたから傷つかないでいられる孤独

マイ・ブーム

携帯小説って不思議。 物語の中の人物や出来事が まるで 友人がメールで知らせてきたことのように 身近に感じてしまうから。 街中で 国友くんや伊賀くんと すれ違ったような気になる。 昨日サーティーワンの前に立っていたのは 国友くんじゃなかろうか……。(…

松尾スズキ氏

くちびるに推定距離で1センチ手前でかわすようなスズキ氏(根岸絹)

帽子部新年会

北海道支部営業先書店で待ち合わせ。 東京で利用している どの書店よりも 枡野さんの本が充実していました。(感動の品揃え&1冊購入) 帽子部の営業成果に脱帽です。 そしてまた なまら美味しい楽しいひととき。 これがはじめてじゃないけれど 勇気をだして…

焼き肉

焼き肉の方程式でいえば 今日のふたりはただの友達じゃない(根岸絹) また少し 好きになりそうな気がする よい1年でありますように 枡野さま かんたん短歌blogのみなさま 本年もどうぞよろしくお願い致します。